NO.39— 山田正亮
2011年8月8日

山田さんが亡くなって一年が過ぎた。端的に言うと、相対的に評価が低い作家であることが残念でならない。経歴詐称疑惑の件にしても、ご自身は冗談半分ながらもきっぱり否定されていたことが思い出される。山田さんは桑山忠明氏と対照的に、余りにも絵が上手い作家であったように思う。上手いが故に微妙に筆致を残した作品が多いように感じられるが、それら見えてしまうものと山田さんが到達していた高みとは必ずしも一致するものでは無いのではないだろうか。もう作品を世に送り出すことができなくなってしまった師に、正当な評価が与えられる日が一日も早く来ることを願って止まない。
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